テレワークが最高すぎる~メリット⑤最終回 メンタルの安定~

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こんにちは。テレワークのおかげで、毎日爽やかに生活している、アラフォー独身女のはんまゆです。

テレワークのメリット連載も、今回が最終回。

最後は、会社と距離を置けたことによる「メンタルの安定」です。

連載初回「集中度がUP」、前回の「ひと月半で2kg痩せた」にもつながることですが、会社でのストレスが激減したことで得られた精神的な安定は、大きなメリットです。

うつ病での通院や休職の経験があるので、心の健康の大切さは心底実感しました。

ということで、もう少し詳しく書いてみます。

 

心の健康ももたらしてくれたテレワーク

4月から始まったテレワーク生活。

会社と、物理的にだけでなく、心理的にも距離を置くことができたことで、イライラしたり、夕方、甘いものを摂取して気を紛らわしたりすることもなくなりました。

過去に、うつ病で、働く意欲や生きる気力が完全に失われた時期が何度かあり、休職も経験しました。

直近で落ち込んだのは、昨年末~2月ごろ。

仕事に全力で取り組んでも報われない虚しさとやりきれなさを感じることが重なり、疲労の蓄積もあって、出社するのがやっと、というボロボロの精神状態でした。

過去、うつ病になった時期を振り返ると、元々の気質(気分の上下が激しい、人から完ぺき主義・真面目と言われるなど)もあると思いますが、引き金になるのは、過重労働や人間関係など、会社でのできごとです。

 

テレワークになってから、仕事量をコントロールしやすくなり、過重労働はほとんどなくなりました。

たとえば、キャパシティーを超えた仕事を振られたとき。

目上の人に面と向かって断るのは、気も使いますが、テレワークでは、社内のコミュニケーションがMicrosoftのTeamsかメールになり、ウェブ上で事務的に説明して断れます。

他の人に仕事を振るときも、同様に、ドライに淡々と振れます。

 

また、在宅勤務では、Teamsで自分の業務終了を職場に周知していますが、その周知と同時に、会社の仕事から完全に切り離され、オンオフをスパッと切り替えられるようになりました。

帰り際、上司や同僚に仕事のことを尋ねられたり、職場の電話が鳴って対応しなければならない小仕事が発生したり、といった職場でありがちなことも、テレワークで完全になくなりました。

 

会社と心理的距離を置けるようになった

テレワークによって、会社と、心理的にも距離を置くことができたのも、大きいです。

私が気持ちの切り替えが下手なせいか、あるいは、働くこと・仕事すること自体が好きな性分だからか、今までは、会社から離れているときも、「あの仕事、もっとこうしたほうがいいかも」「休み明け、〇〇を忘れずにやっておかなきゃ」などと仕事のことを思い出すことが多々ありました。

「〇〇の言葉、ほんとイラついたなー」

「あいつ、ほんと仕事しないんだよなぁ」

などと不愉快な人間の言動を思い出してしまうこともたびたび(-_-;)

 

社内で過ごす時間がほとんどなくなったことに伴い、プライベートの時間に、仕事や、不愉快な言動をする人間のことを思い出すことがかなり減りました。

自宅では、不必要に会社や仕事のことを思い出さないよう、PCのシャットダウン後や土日は、会社のノートPCと社有携帯は、視界に入らないところに置いてもいます。

テレワークにより、「戦友」でもある気の合う同期や、考えや思いを共有できる社員と、ランチや社内での雑談、といった機会が持てないのは残念ですが、逆に、不愉快な言動をする人と会うことがなくなり、視界にも入らなくなったおかげで、ストレスが激減しました。

 

メンタルの安定編しめくくり

かつてうつ病で休職したとき、パワハラが引き金になったこともありました。

ドクターストップ直前には、出社して、その人の顔を見ただけで吐き気を催し、しゃべろうとすると、風邪でもないのにゴホゴホ咳が出る、というキツイ状態でした。

休職中に心理学の本を読んだりして、自分自身のことでも省みられることがあったので、その人を加害者として責める気持ちは全く残っていません。

ですが、もっと続けたいと思っていた仕事でキャリアを積めなくなったことは、残念でした。

テレワークという働き方があの頃にあれば、その人と距離を取りながら仕事を進めたり、ウェブだけのコミュニケーションで済ませたりすることができ、休職するまでの精神状態に陥らずにすんだかもしれません。

 

先日、4月の全国の自殺者数が、前年同月比約2割減、というニュースを見ました。

自ら命を絶つ人がひと月で約2割=359人も減ったって、すごく大きなことです。過去9年を見ても、4月の減少人数としては最大です。

なお、3月は毎年、月別自殺者数が一番多く、自殺対策基本法で「自殺対策強化月間」に定められていて、厚労省や警察庁などが啓発活動に力を入れています。

今年4月に自殺者が大きく減ったのは、テレワークや学校休校で、死ぬほど行きたくない会社や学校に行かなくてもよくなったから、というのも一因としてあるんじゃないかと思います。

テレワークが自ら命を絶とうとする人を救うことができた一因になっているとしたら、今後も働き方の一つの選択肢として、世間一般で定着してほしいです。

 

テレワークのメリット連載しめくくり

静かな環境で仕事がガンガン捗り、ムダな通勤・朝の支度時間&お金&脂肪が削減でき、ワークライフバランスをほぼ完全に実現できたテレワーク。

新型コロナの感染拡大により、大好きな旅や友だちと会うことができないといった不便はありましたが、それらが些末にしか思えないほど、理想の働き方を実現でき、自分の生き方やあり方を見つめる時間がもてたことは、大きなプラスになりました。

 

ワークライフバランス(仕事と生活の調和)という言葉が普及して、どれほどたったでしょうか。

勤務先でも、夏季・年末年始休暇の〇日以上取得するように、代休をきちんと取るようになど、10年ほど前から全社的に取り組みが行われるようになりました。

ですが、「バランス」は休みの取得だけでは成り立ちません。

以前、女性の多い部に所属する、子どものいない既婚女性社員が

「子育てで時短勤務の人たちが、当たり前のような顔をして、残った仕事を私に投げて帰っていく。こっちは夜勤もやっているのに。『困ったときはお互い様』って頭ではわかってるけど、やりきれない」

と愚痴をこぼしていて、100%共感しました。

 

ワークライフバランスは、子持ちの女性だけのものではなく、すべての人のものです。

テレワークは、子どもの有無、既婚未婚、性別年齢問わず、ワークライフバランスを実現できる、非常に有効な方法です。

新型コロナ収束後も、誰もがふつうに選べる働き方の一つとして、定着してほしいです。

 

何ごとにも光と影があるので、次回はテレワークのデメリット記事を一本書きます。

デメリットといっても、軽いのが2~3ある位ですが。

ここまで長文連載読んでいただき、ありがとうございました。

今回の最終回だけ読まれた方は、以下に初回~4回目のリンクを貼りました。

テレワークで快適に過ごしている方と思いを共有できたり、あるいは、テレワークをしていない方のご参考になったりできれば幸いです。

それでは。

はんまゆ

 

★テレワーク生活で良かったこと連載★

テレワークが最高すぎる~在宅勤務のメリット① 仕事の集中度UP~

テレワークが最高すぎる~メリット② 通勤&朝の準備時間の削減~

テレワークが最高すぎる~メリット③食費が半減!~

テレワークが最高すぎる~メリット④ ひと月半で2kg痩せた~

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